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2011/02/25 04:19
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さよなら神奈川。 さよなら小田急線。 さよなら新百合。 さよなら柿生。 さよなら黒川。 もう全部にお別れは済ませたから、思い返してノスタルジックになることはあっても、あの頃に戻りたい、と思うようなことはあるまい。 そう思わないように生きたい。 柿生の油そばも食べたし、 百合ヶ丘の醍醐でとんかつも食べたから、 明日、黒川の大家さんに挨拶した後、 新百合でご飯でも食べようかな。 かれこれ5年、新百合ケ丘近辺に住んでました。 物忘れの程度が神懸かっている僕にも、思い出はあります。 その土地土地に愛着もあります。 あーやっちまったな、とか、あんときもっとこうしときゃあなー、とかそんな想いが多い人生と自負をしておりますが、多感な時期の5年をこの沿線で過ごして正解だったと思うし、その中の2年5ヶ月で電話応対の仕事を続けて、まぁ最悪ではなかったのかな、と思います。 今している仕事も今月末で辞めます。 次はコーヒーに従事する仕事をしますので、より勉強がはかどると思います。 何より、好きなものに携わってお金を頂く、というのが楽しみでしょうがない! と言ったら嘘になります。 不安で不安で仕方がないのです。 僕は生来不器用人間でして、手先も生き方も、いつも「おいおい」と言われているような気がします。 弱音吐いたっていいでしょ、振り込め詐欺グループのリーダーとして芝居の本番控えてるワケじゃないんだから。 加えて飲食店はほとんど初めて(以前スーパースパで3ヶ月だけ食器洗ってました)なので、何もかもが振り出しからです。 2年5ヶ月続けた仕事も、その間2回移動しました。最初が麹町、次が府中、そして今溝の口です。 やっぱりみんなすごくいい人です。今までだったらバイト先の人と飲みに行くなんて天変地異でも起こらない限りいかないような僕の心を、あっという間に動かしました。 溝の口では上司にプロのミュージシャンがいて、一緒にジャムったりしました。人見知りは溝の口が一番長かったですが、今ではみんなとすごく仲良しで、あと3回で終わりと思うとすこし複雑です。 麹町では、その時も何もかも初めてだったので、周りのお姉さんお兄さん方に甘えっぱなしでした。昔芝居をやってた、とか昔音楽やってた、っていうひとばっかりで、すぐに仲良くなってしまいました。 その中でも、一番仲がよかった上司が、今月末でやむを得ぬ事情で地元へ移る、ということで、最後に彼女のワンマン(!)ライブに行ってきました。 気付いたら3時間経ってました。非常に贅沢な時間を過ごせた心地でした。 はしゃいだ元気な歌声や、大きな優しさを具現化したような歌声、艶っぽい歌声。 何よりも楽しんで東京でのラストライブができたことが、見ていてすごく楽しかった。ずっと聞いていたいと思わせる、意地悪なラストライブだった。 「有終の美」というのはああいうことを言うのだな。 「地元に帰る」と本人は言っていたけど、ステージでキラキラ輝いて素敵な声で歌う姿を見ていると、Go back というよりも Go forward という感じでした。 背筋が伸びました。 芝居をしている僕を応援してくれる人がいる、そんな恐れ多くも有難い方たちに、中途半端なものは決して見せられない。 見てくれた人が宮川を全く知らない人にまで「見た方がいいよ!」と言いたくなる芝居を目指しています。 幸い小劇場(と言ってもピンキリですが)には、反面教師が8割以上だと思っています。 批判はもちろんしません、そしてその人たちのせいにする気もありません。 ただ、「『俺のやりたいこと』と銘打ってやるからには」というスタンスの面で、共感できない役者が多いな、と観劇して感じる頻度が高いだけなのです。 ひとまず、誰かにおんぶにだっこで芝居をやるような真似は僕にはできないので、生活費を確保しようと目論んでいる所です。 住む所も職場も、生活を一新します。 全てを一生懸命頑張ります。 もう新百合近辺は、「過去、住んでいた街」にしました。 PR |


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