(「珈琲巡り」で記述される味などの感想は、全て宮川「個人」の感想です。
あらかじめご了承いただきありがとうございます、話が早いです。)
宮川珈琲の珈琲巡り、第一弾は
サイフォンの名店と称される町田の「珈琲舎 ロッセ」に行ってきました。

店頭には、焙煎から7日以上経った豆を特別価格で販売していました。
緊張を隠しながら店内へ進むと、黒い蝶ネクタイを付けた笑顔が素敵な男性がカウンターに立っていました。
「COFFEE LOVERS」に載っていた店主の安井さんです。
事前に見た「ロッセ」のHPで「マンデリンが6月のオススメです」と書いてあったので、まず①マンデリンを頼みました。
ちなみにマンデリンというのは、インドネシアのスマトラ島で生産されている豆を指します。
運転代行のバイトをしていた時に、昔UCCに勤めていた人が「オレはマンデリンが一番好きだ」とも言っていたので、気にはなっていました。
一緒に行った僕の相方は、②イパネマ(ブラジルのイパネマ農園の豆)の深煎りを頼んでいました。
入れるところを見ていてもいいですか、という僕の問いに快諾した安井さんは、色々と教えてくれました!
安井さんはイパネマをペーパードリップで、マンデリンをサイフォンで入れていました。
ブログを書いている今になって、なぜ入れ方を分けたのかあの時訊けばよかったーっ、と痛悔しています。
珈琲を入れる間もずっと、ペーパードリップとサイフォンの入れる際のポイントを教えてくれていました。

さてサイフォンで入れたマンデリンですが
①
まず思ったのは、舌触りが凄く柔らかくて飲みやすい、ということ。
苦みが「ガツンとは来ない」ことが、サイフォンで入れた効果なのかなと思います。
というのも、ロッセで販売されているマンデリンの豆を買って家でペーパードリップで入れたら、
ロッセで飲んだものよりも苦みが増しました。
僕としては、「香味がガツンと来て、その裏にフレーバーが来る」というタイプが好みなのですが、
舌を優しく包むような繊細な味わいが愛されるのは深くうなづけます。
ペーパードリップで入れた際の味わいは、苦みの奥に来る、どこか軽い風味が特徴でした。
軽いと言っても悪い意味でなく、雑誌やネット上での「マンデリンはハーブやスパイス、果物の風味がある」というものでもなく、クリームのような味わいがあったような。
さて相方から「一口ちょうだい」ともらった
もう片方のイパネマ(僕は本日初めて耳にしました)ですが、
②
香ばしい風味がかすかにしたと思ったら、するりと味が口から逃げてしまったような、そんな味でした。
後味があっさりとして、こちらも非常に飲みやすかったです。
気をつけないと味わい逃してしまいそうな、素早い味でした。

何はともあれ、40年以上の老舗であるロッセへの初陣は、非常に温かいスタッフに迎え入れられました。
何度か通いたいと思います。
何度も通って、顔なじみになりたい!
帰りにマンデリンの豆を買ったら、グァテマラとキリマンジャロの豆をおまけでちょこっと付けてくれました!

今度は焙煎してるところも見たいので、
焙煎のスタッフがいる時にまた来ます!
①スマトラ マンデリン(珈琲舎 ロッセ) ¥450
②ブラジル イパネマ 深煎り (珈琲舎 ロッセ) ¥400
自家焙煎豆 スマトラ マンデリン 200g ¥650
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