2025/04/29 18:13
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2010/04/28 23:13
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”美とは可食性のものであろう、さもなくば存在しないであろう” これはサルバドール・ダリの「モダンスタイル建築の恐ろしく可食的な美について」の論文の締めの言葉とのことだが、なるほど確かに言い得て妙である。 俗に世間で「美しい」と軽々しく評価されるもののほとんどは、美味しそうだ。 「美味しそう」という表現の定義は個々人によってかなりの差異が見られると思うが、それらは幼き日の実体験に寄るものなどが大きいのかもしれない。 昔食べて美味しかったカラフルのキャンデー、はたまたお母さんのきんぴらごぼうとか。 幼少期の食体験は後の美的価値観に大きな影響を及ぼすものだと僕は考察する。 だけれども現代日本を支配する「人間の美しさ」のほとんどは、「大福」なのではないかと思う。 あるいは、大福が現代日本ではなく僕個人の頭の中で「美」の象徴と化しているのかもわからない。 なぜ「大福」なのか。 単純に白くて柔らかいからである。 僕は大福は大好きである。また雪見大福などは垂涎ものである。 白くて柔らかい物を美しいと思ってしまう。 白くて柔らかくてすべすべしているものは全て美しい。 しかし食べ物は見た目が美しいだけでは、食べ物たる所以はどこにもなくなってしまう。 食べ物は実際に美味しくて初めてアイデンティティを得るのだ。 我々人間も然り、中身が素晴らしくあろうとする物は、相対的に美しい。 役者に話を限定しても、また然りである。 「12人の怒れる学校へ行こう!」 ご来場いただいた方、誠にありがとうございました。 楽しんでいただけたとしたら幸いです。 もちろん、自分の役とも真剣に向き合いましたが、 個人的には「役者とはどうあるべきか」ということを、 とてもよく考えた芝居でした。 外面だけが美しくては、美しいとは言えません。 向上心や謙虚さといった、本物の「ひたむきさ」があって、 人間とは初めて美しいものだと思うのです。 言ってしまえば、そのひたむきささえあれば 外面が美しくなくても、逆説的に美しいのです。 そのへんは僕が語るよりTHE BLUE HEARTSの「リンダリンダ」を聞いた方が早いです。 むしろひたむきでない人間には、美しさなど頭の片隅に置く権利すらない。 そんな腐った心は、煮ても焼いても食えたものではない。 それにしても本当に辛かったです。 いろんな意味で。 ポケモン風に述べると 「コーヒーはがまんをおぼえた!」 といったところでしょうか。 でもいくら辛い思いをしても お客様が楽しめるなら僕はなんでもいいです。 ただ、たくさん我慢したので、 何日間か実家に帰ってうだうだします。 PR |
2010/04/09 01:33
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「12人の怒れる学校へ行こう!」 文字通り「毎日」稽古しております。 宮川珈琲、スランプに入りました。 でも、ラチカルの「最後の星捕り」でアドニスも 「もう一人の自分を生むんだから、苦しいに決まってるさ」 って言ってたしなー、と思う。 最後の星捕り 予告篇 今夜はパーティーという劇団の赤澤涼太さんと泉政宏さんも出演しています。 僕も本名で出演しています。 さて今は芝居の稽古期間中。 過去の作品を気まぐれに宣伝するのもいいですが、 今現在本題はこちらです。 本番まで2週間を切りましたが、 絶対に面白いものをお見せするとお約束します。 「この内容でこのチケット代は安い!」と アンケートに書きに来てください。 |
2010/03/27 00:29
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美空ひばりをリアルタイムで感じたかった。 とyoutubeで見て思う僕は インターネットはまだここまで普及していなかったが 美空ひばりを肌で感じられた人たちに比べると すこしもったいない気がする。 稽古と仕事との毎日で体がなかなか休まりません…。 こんなに稽古しているのだから、 たくさんの人に見てもらいたいと思うし、 たくさんの人に面白いと思われたい。 「あんまり無理しないでね!」みたいなコメント待ってます。 そういうコメント欲しくて書いています。 演出はかなりの数量、稽古をしてくれている。 稽古場を一ヶ所取ることも、きっとそこらへんの自動販売機でジュースを買うことと同じようなことじゃない。 ここから先は(つってもだいぶ前からくらいだけれども)、役者個人の手に委ねられているのだから と思うと、 図らずとも稽古場でフラストレーションは溜まってしまう。 「宣伝をする責任」というものを感じない役者にお客様はついてきませんよ笑 あくまで宮川珈琲の「悪ふざけ」ですから、この文は。 戯れ言戯れ言、稽古場は和気あいあいですよ 僕は、お客様は大事にしたい。 お客様がいなければ、芝居なんかやる意味がないんですよ。 役者全員、その責任を負っているので この芝居はとても面白いものになります。 ならないはずがない。 ならなきゃおかしい。 お客様を満足させられない訳がない。 12人が12人それぞれ思惑を抱えて 稽古場でそれをぶつけ合うんだから 3人寄れば文殊の知恵、の4倍です。 皆様、どうぞ「劇団うえのの本」のお客様になってください。 あわよくば、僕のお客様になってください。 ご予約は real_punk_mods@yahoo.co.jp(宮川珈琲) まで! |
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