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# 便座、ドヴォルザーク、幼年期 (Feb, 14, 2008)
2008/11/10 18:01
だいぶ陽が伸びた気がする
空は未だ、降雪の予感を孕んだままだが
これから暖かくなる兆しを隠しきれていない


小さい頃から
今よりもっと小さい頃から
ワクワクという感情は僕に便意を催させた

ギターとアンプを買った時とか
簔輪くんにエロ動画をタダで見る方法聞いた時とか
水槽セット一式プレゼントされた時とか
初めて原付のエンジンかけた時とか
何か新しいことを始める時や
良い意味で期待を裏切られた時
ワクワクは僕の下腹部を押し下げた

それはおそらく
脱糞前の便意による束縛からの解放に端を発するのだろう

ご存じのように
ゆでたまごの殻よりもろい我々にとって
この世は絶望に満ち溢れている
希望の無い世界では、誰もがドロンジョ様やアイちゃんのような女神の出現を待ち望む

ドロンジョ様もアイちゃんもいない世知辛い世界には
脱糞を促す芸術作品が必要なのだ

寿命や他人を始めとしたあらゆる束縛から逃れるには
もはや現実逃避しかない

それはやはり一時的だけど
完全な解放は生を抱きつつは得られないじゃないか

だから
「舌を全部火傷させ目に釘を刺し四肢を骨折させた上、薔薇の棘の粘膜を全身に塗りたくってもなお生の実感を得られない人間は、生の実感を得た瞬間死へのステップを踏み始める」
と言った哲学者や
「早く死なないと死んじゃうよ」
と急かすテロリストに同調するよりむしろ
「生きてることが大好きで意味も無く興奮してる
一度に全てを望んでマッハ50で駆け抜ける」
という唄を口ずさむべきではないだろうか
最善策は口ずさみながら脱糞に臨むことだ


無駄口に
思いの丈を
詰め込みて
一人つぶやく
睨み囁き

共感を得ることが大事だ
過去に共感を得たこの川柳のように
うまいことできない


だいぶ陽の伸びた空を眺めて
幼き日の誓いを思い出しながら
いつもより白い息を吐く



「丸めて捨てた人生に用は無いだろう
死ぬまで観覧車にでも乗ってろよ」

今度は誰が誰に言うんだろう
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# 心感温度 (Sep, 21, 2007)
2008/11/10 17:58
寒い
すごく寒い
ずっと寒い
いつからだろう
少なくとも今年の夏はずっと寒かった


じゃあ暖かいって何だろうか

LML社のスクーターをかわいい女の子と二人乗りし、オーダーメイドの細身のスーツの上に51年式のモッズコートを羽織って、リッケンバッカーのギターで好きな曲を好きなだけ弾いて、一生かかっても使いきれないお金もあって、いつでも好きなだけ飲めるコーヒーを片手に親友と談笑できる家がイギリスにあってそこに住んでたら、暖かいんだろうか

いやそれでも寒いと思う

どうしたら暖かくなるんだろうか



何が僕にはできるんだろうか

今の僕にできることは、叫ぶことくらいか
あとはねっとりとした自嘲の念がこびりついた独り言を言うくらいか
ためいきすらつけない
中学生がするような答えのでない自問自答くらいか


何のために生きているんだろう

「人間は死ぬために生きている」と書かれた本があったことは覚えている
それも今ならうなづけそうだ


今年の夏休みに実家に帰省したとき

ハーモニカを買いに行くついでに父に何か買ってくるものはないかと訊いたら

「なぜ生きる」という本を指定された

結局ハーモニカは買わなかった

何の疑問も持たなかった


空元気なら誰にも負けない

もし空元気を発揮することが商売になったとしたら
間違いなくラスベガスのど真ん中に「空元気御殿」なる城を建ててそこに住んでるだろう
というくらい空元気には自信がある

相手に心配をかけまいと空元気を、だったらまだ健気だ
誰かに相談しても仕方ないからしたくない、感づかれないように空元気を、だ

本音は誰にも言えない

本音を言うことほど心身の労を費やすことはない

そもそも心身の労の心配をするほど疲れてるのか?という疑問が念頭にある

だからもしかしたら、落ち込んでる人の肩を
「なんとかなるさ!」
と叩いて送り出しても
見送ってる最中は
「バカみてぇ」
と思っているかもしれない

赤の他人に親切にして
笑顔の一つも帰ってこないときはたいてい「バカみてぇ」と思ってる

とても良いヤツに思えてもとても悪いヤツかもしれない

僕が友達だと思ってても向こうは友達なんかとは思ってないかもしれない

制限速度+15km/hで走ってれば止められない、だなんて
所詮みんなが言ってるだけであって、信憑性は全くない

「アイドルはうんこの代わりにピンク色のマシュマロを出す」
なんて昔誰かが言った冗談は、実は本当かもしれない

不安要素なんか無いと思ってても実は問題山積みかもしれない

何も信じられない


誰かの歌にもあった
「知らなきゃよかったって思うことばっかり」

昔は「知らぬが華」なんてことわざ嫌いだった

隠し事は皆無にしたかった

それを強要するがあまり
自分の首を絞めた


先日、中一の時の担任が夢に出てきた

中一の時の担任のK先生は、担任をしているクラスの生徒
つまり僕たちからいじめられていた

授業中、頭に消しゴムを投げつけられたり
教室内のK先生の机の上に、花瓶が置いてあったり
給食になる直前に教員用の回転イスのネジを外して転ばしたり
K先生の牛乳を一週間前のものとこっそり取り替えたりされていた

そのいじめの全てが女の子たちの考えたもので
原因は、K先生の
頭が禿げ上がっていて
前歯が出ていて
肥満体質で
めがねをかけていて
脂性だったからというだけで
いじめていたらしい

K先生が激怒してもむしろ逆効果で
生徒たちの間には笑いが起こった

いつだったか、K先生がクラスの学級委員や
いわゆる「K先生をいじめない人」たちを
会議室に呼び出して、いじめの対策の会議をした
そこには僕も呼ばれ、みんないろいろな提案をしたが
残念ながら効果は何もなかった

僕自身はK先生の味方のつもりだった

K先生はとても優しい人だった
授業後など質問してくる生徒にはいつも笑顔で応対していたが
女の子にとってそれは単に「気持ち悪かった」だけなのだろう

結果、K先生は僕の通っていた中学に赴任してたった一年で
近くの小学校に異動されたが
その小学校でも同じ事が起こったのだろう
また一年で異動されたようだ

ここまでは現実の話

夢の中で僕は久々に中学校に遊びに行った
するとそこにK先生の姿があった
僕のことを覚えているだろうか
「お久しぶりです、K先生覚えてますか?僕のこと」
「おお宮川、久しぶり元気にしてたか?」
握手を交わした、という夢だった

目が覚めて夢を思い出す

握手をする前とした後、僕は後ろで手を組んでいた

する前は、右手が下
した後は、左手が下だったのを克明に覚えている

あの夢がもし続いていたとしたら、きっと夢の中の僕は
手を洗いに水道に走っていた

自分がただの偽善者だということを長い間忘れていたんだと思う
結局は僕も、クラスの女の子と変わらない
人の心を平気で踏みにじり、唾を吐き捨てるような人間なんだ

偽善を働くということは、何かしらの見返りが欲しいんだろう
僕はとことん性根が腐っていると思う
クズだ

さっきまで見てた夢と、どんどん更新されていく現実
その現実に僕はいつまでこうやってしがみついているのだろうか
現実の世界を楽しむなんてこと、どうしたらできるだろうか
夢より優れた現実なんて、存在するだろうか
存在したとしても、そこに僕はいない


心配されたくて、とか、コメントが欲しくて、とかでこんなこと書いてるんじゃなくて

mixiで過去の自分の日記を見るなんて時は必ず何かで浮かれているときだから
未来の自分が後になってこれを見たときに
ゲラゲラ「こんなこと考えてた時期あったな」って笑えるために書いてる

でももしかしたら「未来の自分」なんかいないのかもしれない


コンタクトレンズを外す度に自分の顔を見て
絶望する
吐き気を催すんだったらまだいい
「吐く」っていう衝動をもらえるんだからその顔はたぶん生きてるんだろう


「仮面を付けて生きるのは息苦しくてしょうがない」
そんな歌もある
僕はきっと、仮面を外したら人間性を疑われる人間だ
気が狂っていると見なされるんだろう
頭の病気だって思われるんだろう

排泄物みたいな性格だ


誰も僕に用なんか無いんだろう

「宮川じゃなきゃダメ」ってことが一つもない

そんな確信が
「誰も僕を必要としていない」っていう小さな誤解の種に余計な水分を与え
それが芽を出して小さな予感、恐怖に変わって
今、花も咲いていないくせに猜疑心という殻の堅い実に変わりつつある

僕なんかどっちにしろいてもいなくても同じなんだろう

そこにいなくてはいけないのが、僕である必要がどこを探してもない


懐古主義のくせに記憶力の悪い男に
何を思い出せるだろう
たいして現実を噛みしめていないから
どこかで聞いたような皮肉を引用して
お得意のねっとりとした、誰に言うでもない独り言で
その場をやり過ごしている
過去のその場しのぎを思い出すことを、ノスタルジーと勘違いしている


自分ではたいそう立派な作品だと思ってるものを
ただの自己満足だと一蹴されたこともあった

元気づけようと送ったその作品を
悪口として受け止められて
怒られた

表現力が微塵もない僕がいけないってことは
わかっていたつもりだった


文才がない
話芸の一つもない
絵心もない
音痴で
体力もない
自惚れる要素なんて一つもないのに
自惚れている

僕は人間の欠陥の寄せ集めだ


喜怒哀楽の喜と楽なんか、どこかに吹っ飛んでしまった

そういえば少し前まで
喜と楽の違いがわからなかった

なくなってから気付くものが多すぎる


親戚の顔なんて
滅多に会わないから、笑顔でしか覚えてない

友達の顔だって
記憶の中ではたいていは笑顔だ

いつも笑顔だった人の死に顔は



いなくなってから気付くことが多すぎる


世界に希望なんてあるんだろうか

僕は自分に甘いだろうか
甘いと言う人は多いだろう

自分に厳しくして、何かいいことがあるなら是非教えて欲しい

「人間として成長できる」なんて
僕みたいな陳腐な答えじゃないものを、是非



ジュースとお菓子を傍らに置いて
寝っ転がってドンキーコングをやって
「ご飯できたよ」って呼ばれて
両親と二人の姉と僕の5人で食卓を囲んで
餃子かカレーを食べていれば暖かい

そこで更に父があてもなく
「ハワイに住もうか」ってぼやけば、もっと暖かい


あの暖かさは、おそらく二度と訪れることは無いんだろう

全部僕が悪いんだ

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# エイプリルフール派?四月馬鹿派? (Apr, 1, 2007)
2008/11/10 17:46
井の頭公園
井の頭公園入ったところ

またまたバイクでいろいろ行きました

一枚目の写真は井の頭恩賜公園の社です

二枚目は、公園に入ったところです

ここに駐輪すればよかったんでしょうか、公園外に停めた僕には、駐車違反として9000円の罰金が課せられました

公園を回り回り、マニュアルのカメラで写真もたくさん撮りました

「井の頭恩賜公園」の「恩賜」の字が読めなくて、読めませんでした


くるみちゃん

上の写真は、相模原公園のアイドル、くるみちゃんです

相模原公園には、ちっちゃい動物園があります
そこにブタさんがいるとのことで、今回は2度目です

やぎさんやうさぎさんや、ポニーさんもいました
インコさんやアライグマさんもいました

小鳥がいるところもあって、結構充実しています

僕はくるみちゃんの紹介文が好きです
「くるみちゃんは、とても食いしん坊で甘えん坊。
 さくから顔を出してなめてくるよ。」
初めて見た時は笑ってしまいました

隣のクジャクさんたちを見てたら、オスが羽を広げて、とても綺麗でした
クジャクの広げた羽を後ろから見てやりました
どんなだったかは、心の中にしまっておきます
なんか臭いな、クジャクの糞かな?と思って後ろを見ると、くるみちゃんがうんちをぼとぼとやらかしていました

ブタさんの方に行くと、相変わらずかわいいブタさんがいました
でもそこには、棒を持ったおじさんがいました
じゃれているブタさんを見たそのおじさんは、けんかしているとでも思ったのか、棒でブタさんのお尻を叩いていました
それを見て嫌な気持ちになった僕は、当たり障りないように注意しました
した結果、おじさんは悦に入ったような表情を浮かべ、引き続き棒でブタさんをいじっていました
そのおじさんはその後、くるみちゃんの所に行き、まるで自分が動物たちをすべて操れるかのような表情で、くるみちゃんを棒でいじってました

あきれた僕は、リスザルの方へ行きました
金網につかまっていたリスザルに手を差し伸べると、僕の手を握ってくれました
握手できた僕は嬉しくなりました

バイクで東金まで帰りました
5時間かかりました
事前に調べた経路では左折するはずの信号を間違えて右折し、更に二段階右折しなければいけないところで小回り右折をしてしまい、めちゃくちゃでかい白バイに追いかけられました
3000円とられました
東金に向かう道を教えてもらいました
最後に白バイを見ながら「またがっていいですか?」って訊いたら、断られました
役立たずのクソ警察め


はるくん

上の写真は、おいっこの、藤代晴くんです
一緒にシャボン玉をやりました
うまくできると足をばたばたさせて「やいやいやい!」と高い声ではしゃぎます
僕がまねをすると、晴もそれをまねして、お互いに止まらなくなりました
晴の最近のマイブームは、「みーんーな、おーなーじ、生きているーかーらー♪」って唄で、僕が唄うと、つられて唄ってくれました

かわいすぎです


おせんころがし

勝浦の方までツーリングに行ってきました
勝浦にあるコンビニにバイクを停め、去年友達と来た浜辺を歩いたりしました
そしてまた自分のバイクに戻ると、知らない人に話しかけられました
2枚目の写真については、僕の手帳日記からの引用します

「ツーリングの話。
知らない人(29歳)に話しかけられる。(勝浦)
どうやら茂原市の人間らしい、乗ってるバイクは共にカブだ。
これからの行き先を告げると、『オレらも暇だし、一緒に行くか?』と誘われ、断る理由もないのでついていくことに。
その結果、いろいろな景色を見せてくれた。
中には行ったことのある場所もあったが、そこは知らないふりで…。
最後は展望台につれていってもらえて、鴨川の街を一望できることに。」


おせんころがし、とは何か知っているだろうか
ツーリングのお兄さんたちにつれていってもらったんだけど、行くまでは知らなくて、初めて聞いた時も何のことだかわからなかった
おせんころがし
お銭転がし?
銭洗弁天みたいなものかな?と思っていました
そんなものではありませんでした
「ここだよ、自殺の名所なんだって」

説明を読むと、そこには悲話が
うろ覚えだけど

昔々、大地主である自分の父親が農民たちにとても重い年貢を課せていることを知ったお仙は、父親に掛け合いますが、相手にしてもらえません。
農民たちはやがて、深夜にお仙の父親を殺す計画を企てました。
お仙は父親の身代わりになり、農民たちのその手で、高さ20メートル幅4kmからなる崖から落とされてしまいました。農民たちは暗かったので、翌朝まで自分たちが崖の下に落としたのがお仙だとは知りませんでした。
その後、農民たちにかかる年貢は軽くなったと言われています。


お仙転がし
お仙を崖から転がしたところ
最寄り駅は行川アイランド駅です



28日は、幕総ボクシング部でお世話になった顧問の先生が、今年で幕総を離れる、ということで、先輩と後輩で送別会を
先生は今年の卒業生だけが来ると思っているらしく、僕らはサプライズのメンバーでした
このことも、僕の手帳日記から引用します


「花房先生の送別会の話。
先生とも久しぶりにお会いできた。
今回はサプライズということだったが、あまり効果はなかったようだ。
ビールをジョッキで5杯胃にたたき込んだ師は、『よかった!』を約13回も言い出し、終止場をなごませた。
また、『新幹線のうた』なる唄を唄いだしたり、『人生は無差別級』、『話は15秒以内、決断は1秒以内』、『生まれてよかった!生まれてきて嫌だったことなんて1つもありません!!』などの名言を残した。
ちなみに、『嫌だったこと』を思い出すときに師は、左の人差し指でみけんをぐりぐりやっていた。
その結果師は、30歳のときインフルエンザにかかったことを思い出した。
なお、一番最後に師が泣いたのは、赤ちゃんの時らしい。


とても喜んでくれたみたいで本当に「よかった!」、人の幸せそうな笑顔が好きだ
僕自身とても楽しく、また集まりたい
今度はマネージャーの赤ちゃんが生まれたときに集まるのかな
今は8ヶ月らしい




とにかく
舞台関連の勉強で図書館に行ったときに出会った
「山田かまち」という人間はすごい人間だった

17歳の時に、エレキギターで感電して死んだらしいが



ほいではー

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# Ride on! (Mar, 13, 2007)
2008/11/10 17:39
昨日は、1月に引いたおみくじを結ぶためだけに川崎大師までバイクで行ってきました

結ぼうとしてたら先が少し切れちゃった

結んだ後に、線香をたくさん焚いてるところが近くにあったから、頭を煙まみれにしてやろう、と思ってやってました
煙を頭に持っていくと頭が良くなる、っておまじないがあるからね


そしたら隣にお腹の大きい女の人が来て、お腹に煙を持っていってました

なるほどなー丈夫なあかちゃんが産まれるといいなーって思ってたら、正面におじさんが来て肩に煙をやってました
それを見てたら目が合っちゃって、笑みがこぼれて

「肩を悪くしてらっしゃるんですか?」
って訊いたら

「うん、少しでも良くならんかなってね」
「最近目も見えなくなってきてね、年とっちゃいけねぇな」

って笑ってました

もちろん僕は煙で洗顔してきました


そのあとありったけの10円玉でお詣りしてきました




江ノ島の鳥居

今日は何も目的はないけどまたバイクに乗って江ノ島に行ってきました

結構時間かかっちゃったけど、無事迷うことなく着きました

今日はカメラを持っていって、さぁ撮るぞって意気込んでバイクを停めて境内の方に歩いていきました

江ノ島商店街
そしたらね、商店街で西村智美と徳光和夫がいて、何かのロケをやってました


みんな周りに群がってケータイのカメラでその様子を撮ってました

僕も一枚撮ろうかなって思ったけど、今フィルムのカメラしかないし、こんな近距離からこのカメラで撮るのもなんか大げさだなーって思ってやめました

僕がもし将来有名になって、ケータイで写真撮られたら嫌な思いするだろうしね。


江ノ島神社境内
お詣りしようとしたら、先客のおじさんが

「あっ、500円玉入れちった!400円お釣り出てこねぇかな…」

って3回言ってました。

昨日と同じく、ありったけの十円玉でお願いしようとしたら、これまた昨日と同じで三枚でした。不思議でした。

そのあとはもちろん小銭をじゃらじゃら清めました。もう十円玉はありません。

空を見上げるとトンビ。ぴーひょろろって鳴いてて、あぁいいなぁって思ってるとそこに小型飛行機が迂回してくる。
油断もスキもないヤツだぜ。

そして「帰りに一枚江ノ島の全景を撮ってかえろう」って思って坂を下っていくと、鳥居を出たところに一匹の猫がいました。
江ノ島の猫
僕がびっくりしたら猫もびっくりしてました。

頭をなでようと近づいたら、僕の足にすりすりとしてきました。嬉しくなった僕は、一枚撮りたいと思って、三枚撮りました。

十五分くらい二人でまったりしてましたが、暗くなるとまずいと思って、お別れを告げ、また坂を下っていきました。


江ノ島に入るときに、写真を撮る位置をいまいちつかめなかったので、少し困っていました。

すると後ろからお父さんお母さん息子さんと思われる三人組が歩いてきました。

中でもお父さんは首からカメラを下げていて、レンズが結構大きめでした。
カメラが趣味なのかな、よく江ノ島に来るのかな、と思って僕は声をかけました。

「どこからが一番よく江ノ島を撮れますかね……?『江ノ島!』って感じに撮りたくて…」

お父さんはなぜだか表情を一つも変えず黙ったままでした。

すると息子さんが
「どうかしました?」

「いゃーどこが一番よく撮れるかなーと思って…、どこからが一番いいですかね」

「僕たちも初めてなんですよ、初めてですか?」

「いゃ僕は…、二回目です」

お父さんが黙っていた理由として、思い当たったことを思い切って訊いてみました。
「もしかして、外国からいらっしゃったんですか?」

「えぇ、父と母が中国から…」

「それは…、失礼しました。それにしてもいいところですよね。」

「そうですよね、きれいですね」

さわやかな好青年、といった印象を受けて、話しててとても気持ちよかった。

彼に黙礼し別れを告げて、去年の夏に一度みんなと行った浜辺に行ってみたけど、やっぱり何もありませんでした。



商店街に戻ろうとしたときに、途中で廃墟っぽいのを見つけたので一枚撮りました。でも明るすぎて逆になんだかわからないのが撮れてしまいました。
江ノ島の廃墟?


帰りに江ノ島の全景を撮れました。

それからまた二時間弱かけて、新百合に戻ってきました。


そういえば、江ノ島を出るときに流れたあの時報、東金のと全く一緒でなんだか嬉しくなってしまいました。





いつ頃からだろうか、初対面の人と笑顔で話せるようになったのは。
知らない人と笑い合えると、とっても心が明るくなります。

バイト辞めてからこっち、楽しいことしかしてないなぁ。






ふゅーーーーーーーーーー





さぁ、明日はどこ行こう?

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# 甲本ヒロト (Jan, 30, 2007)
2008/11/10 17:25
ヒロト
このタイトルをつけたということは、どういう魂胆かは見え見えなはずだ。

そう、できるだけたくさんの人に、知らない人にも、この日記に目を向けて欲しい、ただそれだけで、帰ってすぐにこの作業に取り組んでいる。





オレにとって甲本ヒロトという人間は、ただの好きな歌手というだけではない。

小学校6年生の時に初めて彼の歌声に耳を傾けてから、オレは彼でいっぱいになってしまった。

「ロケンローがあれば何もいらない」、その歌声を聴いて真っ先に心に思ったことがこれだ。その時からそのことはオレの頭で反響し始め、オレは何をするにおいてもロケンローを最優先させる人間になった。

ロケンローと言っても何も音楽だけではない、これはオレの持論だが。

ヒロトの歌詞、メロディ。もちろん真島昌利のそれらも同じく好きだ。彼らのそれらを、あの衝撃を受けてからずっと反芻し続けてきている。それは確かだ。

そしてオレという人間は、その反芻の結果できた形而下的存在である。それも確かだ。


彼がどんな人間なのかということを、オレがどの程度知っているのか。オレよりマニアックな人はごまんといるはずだし、オレみたいな人間に知ったかぶりされたら、さすがにあのヒロトでさえいい顔はしないだろう。「どれだけヒロトのことを知っているか」なんて、「どれだけヒロトのことが好きか」に比べたら、別にどうでもいいことだ。

陳腐な言葉は、いくらでも並べられる。そう、「彼の歌詞に共感できた」なんて言葉を、オレは書きたくない。聞きたくない。

彼の何が好きなのか、どんなところが好きなのか。

そう訊かれて答えられる自信は毛頭無いし、答えられるようになりたいとは思わない。答えられるようになったらなんだか淋しい気がする。

彼の唄を聴けば、オレが甲本ヒロトの何に惹かれるのか、すぐにわかるはずだ。










高校時代にみんなで撮った映画「虹色★ロケット」。

その関連というか、お話で、今上映していただいている下北沢トリウッドに行った。

今月上旬頃から、聞かされていた。「甲本ヒロトさんから虹色のコメントもらえるかも」。

昨日、友人Sから「コメントを頂いた」と聞き、今日は学校が終わるのと同時にバイクにまたがった。相変わらずエンジンが温まるのは遅かった。エンストを何回も。


トリウッドに着き、「みんないるんだろうな」と思って二階を見上げる。

「待てよ、このままヒロトのコメントを見てオレは、大丈夫なのだろうか。失礼にあたらないだろうか。」

つまり、少なくとも覚悟はできていなかった。


階段を上りドアを開け、みんなと合流。

「あー今終わっちゃった取材^;;」


「……ごめんみんな、たぶん取材に同席できてても集中はできなかったと思う。」

心のうちに、素直にみんなに謝った。

頭の中はこれから起こる大事件でいっぱいだった。


どうしよう、まだ。

今見て、オレは後悔しないだろうか…。何か、ヒロトからのコメントを見るにあたって、ふさわしい「タイミング」みたいなものがあるんじゃないだろうか…。今見たら、それをはずしてしまうんじゃないだろうか。


そんなことが頭の中を駆け巡っていた。何分くらいそんなタイミングなんてことについて悩んでいただろう。今思えば1分かもしれないし、もしかしたら3時間くらいウダウダしていたかもしれない。


意を決する、というのはまさにこういうことを言うのだろう。

コメントの方に歩を進める。


読む。
















あれは立派な「事故」だ。

がつん、もしくはごつん、はたまた脳を吸い取られたかのような錯覚に陥る。

足下がおぼつかない、書いてある内容を、うまく脳が吸収できない。

そこに綴られた、漢字と平仮名と、カタカナしか見えなくなる。

フラフラする、フワフワする、グルグルする、コヤコヤする。



立派な「事故」だ。





日本全国で、甲本ヒロトを「神」と崇める人は、数百万人もいる。もっとかもしれない。いやもっとだ。

オレももちろん、その一人だ。


オレが出ている映画を、ヒロトが見てくれて、感想まで書いてくれた。

ヒロトが、オレらの作品に、一生のうちの74分を費やしてくれた。

オレと、ヒロトが、何らかの形で、繋がった。







高3の冬、虹色★ロケットの撮影に参加してなかったら、この事故は起きなかった。オレに声をかけてくれて、仲良くしてくれた、ラチカルのみんな。

今日、大槻さんと今後のラチカルとトリウッドのことに話したね。

オレの答えは、もうだいぶ前から出てた。



オレの短い人生で良かったら、一生かけて、この恩返しをさせてくれ。




虹色★ロケット、公式サイト
山崎貴、りんたろう、高嶋政伸、甲本ヒロト(敬称略)のコメントが読めます。

http://mippi.jp/7colorsrocket/











何が何なのか、どうなってるのか、ここは下北沢なのか、求名なのか、オレは誰なのか、イチゴが熟す前は何色なのか、夏なのか、冬なのか、イスが黄色いのか、オレが黄色いのか、ウィルコムは安いのか、明日はバイトなのか、オレのバイクの燃費はいくつなのか、ペペロンチーノは辛いのか、甘いのか、ラチメリアがの方が河の名前なのか、カルムナエなのか、どうなっているのか、何が何なのか。






































その「事故」は、オレを確実にどうにかした。


どうにかした

CATEGORY [ Latimeria Chalumnae ] COMMENT [ 0 ]TRACKBACK [ ]
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