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# トランス×ゲシュタルト崩壊×心身解離 (Jul, 26, 2008)
2008/11/10 18:19
敵前逃走せんとするこの気構えと
なか卯のみそ汁の値段は
ひとまずよろしくないのでは



寝れない日がおどろおどろしく続く
今回は前回のような咳はないけれど
あのトラウマまでもが「ほぼ現実な夢」となって襲いかかったりかからなかったりするのだ

寝れない時はやっぱり
体はぐったり疲れていても
頭はガンガンに冴えていて
冴えていると言っても特別な文章の閃きや
深夜3時半にMISIAの「Everything」を大音量で鳴り響かせる隣人のオーディオ機器をぶっ壊せる念力はそこには無い

人知を遥かに超えた「よけいなこと」が頭の中で生まれては
消えないで蓄積されていく

例えばキーボード
頭の中に
QWERTYUIOP
ASDFGHJKL
ZXCVBNM
の文字盤が忽然と出てきて
「BUKKOWASERUNENNRIKI」と
ものすごいスローリーにタイピングをしていく
文節や文章が生まれるのと、このスローなタイピングは
頭がガンガンに冴えて寝れない時は自分には止められない
いつの間にか「Y」の字が意識を支配し始めて
ぐるぐる回転を続ける

例えば消極・絶望的観念による自己反省
「今日のバイト、何もできなかった…。
 何もできない上に、迷惑ばかりかけて…
 なんでオレはこんなにも要領が悪いんだろう…
 なんでオレは一度で覚えられないんだろう…ETC. ETC...」
「オレの今までの芝居への取り組み方はどうだった?
 舞台を観て勉強するっていうけど、つまり…?表現を盗んだりとか、それだけか?
 『こうしておけばいい』って思ってたことを後悔しているっていうのは、所詮は親への体面からなのか?
 オレはあの2年間で何を学んだ?オレはこの5年間で何を発信した?ETC. ETC...」
「あの時パーキングに駐車しておけば…
 あの時45km/hで抑えておけば…
 夜になる前にライトを直しておけば…
 もっと裾の短い上着を着ていれば…ETC. ETC...」
もうどうにも取り返しのつかないことへの後悔や
興味の無いことに関心を持とうとできない自分への苛立ち
そして笑い事じゃなく、刻一刻と約束やしなきゃいけないことを忘れていくことへの恐怖
およそ心理的な全てのマイナス要素が頭の中で仲良く飽くなきフォークダンスを踊っている
「オレはこのままダメになっちまうんだろうか」
そう思って不安になり、心臓に手を当てるんだけれど脈動が妙に弱い気がする
どうせ全部ひっくるめて「気のせい」なんだろうが
「すべては気の持ちよう」と吉岡昊が気づかせてくれたが
必然の混乱は結局いつも回避できないままだ

タイムマシンがあればなあとか思ったことあるけど
タイムマシンがあったら、未来の自分とか何代も先の子孫が
今の自分にいろいろ指図しに来てるに違いないから
「タイムマシン」という言葉を出した時点で
タイムマシンは空想の産物でしかあり得ないのだ


今日友人が、小学生の頃に卒業アルバムの
「大切なものは?」という問いに「お金」と答えたという話を聞いたが
複雑な心持ちになってしまった
お金があるのはいいことだけど
お金があるから幸せなのではなくて
お金というのは個々人の「幸せ」の副産物以上の何物でもない
「お金」は「幸せ」の金魚の糞であるべきだ
ということに僕はついこの間気づいたばかりだからだ
いや本当に気づいたかどうかは非常に怪しい
なぜならば僕の場合
「不幸」が「悪銭」の金魚の糞のように思えるからだ
悪銭は身に付かない



よけいなことが次々と浮かんで頭が痛いから
これから寝るか、これからコーヒーを飲むか
頭を悩ませて決めようと思います
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# 臭い街 (Jun, 8, 2008)
2008/11/10 18:17
電子ドラム
ベース
ベースアンプ
キーボード
腕時計
目覚時計
電子辞書
財布
ブーツ
ボイスレコーダー
ニンテンドーDS
三つ釦ジャケット
Emobileのネットつなぐヤツ
七色いんこ全巻
今まで撮りためた写真現像
大型二輪免許
iPhone





東京なんか小さいぜ
東京なんか怖かねえ
多くのため息のせいでもやがかかって
ちょっぴり膨らんで見えるだけさ
蓋を開けてみりゃ金しかねえ
バカ野郎がクラクションを鳴らす
ホーテーソクドなんて言葉は知らねえ
ホー〇ーキョクドだったら
それは僕じゃない
ちょっとだし、年中治療中だもの
工業廃棄物のような臭いの街
他人を生かすも死なすも気分次第なのは
何も政治家だけじゃない
袖から冷たい風が入る
知らない人の会話が自分の悪口に思える
国道357号線から見るディズニーラン〇のそれが
ホテルじゃなくて不必要にでかい城壁に見える
あの頃欲しかったもの、今欲しいものを
全部手に入れたら何を思うだろう
でもアレは手に入らないから
「君にもこんな景色を見せたい」とか
「君にはこれが似合いそうだ」とか
「その日の予定を語りながら君とモーニングコーヒーを啜りたい」なんて
もう当分考えないことにしたよ
君型の刻印はべたついた潮に滲んで消えた
雨がパラついてきた
稗原や沖入口の交差点のうんこ臭さも
これで少しはマシになるだろう
サイドミラーで後方確認
大きいバイクが凄い早さで向かってくる
もう一度見たら派手に転倒
僕じゃなくてよかったな
明日は我が身か
鯨の尾の身か








軽めに追突されてえ

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# 土砂降りにびしょ濡れ (May, 25, 2008)
2008/11/10 18:14
まず怖かったのは
体が先に反応してしまったこと

僕は雨が降りはじめる少し前に
友達の誕生日プレゼントを見に出かけた
無性に何か食べたくなって新百合ヶ丘のマックに入ろうとしていると
入口の前で店員の女の子がテーブルの上に何かを広げていた

「プレミアムローストコーヒーいかがですかー?
無料コーヒーいかがですかー?」

僕は普段、言葉を頭で理解するのに他人より多少の時間を要する人間なのだけれど
この時ばかりは早かった
店に入ろうとする足は止まり
その声のする方に体ごと振り向き
あわよくばな笑顔を浮かべコーヒーを受け取った


「無料」に貧乏症候群が反応したのか
「コーヒー」にカフェイン中毒症が反応したのかは想像に任せるが
断じてマックの制服のミニスカにではない
でもミニスカに反応してしまったという方が遥かに健全な気がする


帰り道は土砂降りだった
時に濃く、時には薄く、しかし確かに雨の匂いがした
久しぶりに雨に打たれると何かが思い出される

運動会、肉の田川、武甲山、マンホール、ホットミルクカルピス…

理由はよくわからなんだが
雨の匂いは運動会、という回路が頭にある
きっと、運動会の練習中雨が降り出して
校舎の頼りない庇やテントの下で
土やそこに生えている草をいじり倒した記憶が根強いのかもしれない

昨夏、結局一人で行くことになってしまった場所
それが秩父でそこに武甲山があった
原付で、眼鏡もサングラスもかけず裸眼で豪雨を進んだのも手伝い
全身びしょ濡れのままあるファミレスで一夜を明かした
東雲が薄い蒼に染まる頃天気はだいぶ機嫌を直していたので
武甲山の見える丘にもう一度行ってみた
雨とも霧とも雲とも取れぬ淡い霞みが
岩肌をむき出しにした山頂を神々しく称えていた
強い雨の中原付を走らせると必ずこれを思い出す

牛乳とカルピスを5:1で割って
電子レンジで温めると何やら気持ちの悪いものができて
当たり前のように飲めたものではないので捨てようと決意
でもシンクに流すと詰まりそうなので
目を盗みアパートの階段に責任を委ねた
この大雨で流れるだろう
その考えはやはり甘く
翌日の晴天の下、階段の「アレ」を見ると
猫か何かの吐瀉物にしか見えなかった
雨が僕の鳥肌を立たせるとカルピスを思い出す

僕はどうも相合い傘というのが苦手で
いざしてみると、相手を濡らせまいとして僕の頭上に傘はなく
ただただ、自由の女神のようなポーズをとって歩いていたのが懐かしい
その後、その日が金曜であることを思い出して
駅前の「肉の田川」のチキンカツを二人で食べるのだ
僕は確か、毎回マスタードを塗りすぎていた
時間に余裕があった日は
少し歩いてテニスショップの敷地内の大判焼きも食べた

雨の日のマンホールは
僕にとって恐怖の象徴の一つだ
それ以上言ってしまったら
水道局が余計にカーブにマンホールを作りそうで
怖い


雨はやっぱり、たまにあるからこそいいもの
これからは頻繁に雨が降って
飽きやすい僕はすぐ雨に飽きてしまうだろう
コーヒーでも飲みながら本を読んで
せめて心と頭に晴れ間を、という季節が始まる
嫌いじゃない

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# いずくんぞ邁進せんや (May, 15, 2008)
2008/11/10 18:12
叙情的であるべきか
叙事的であるべきか


心情を述べがちなペンと紙を前に
梶井の優しさに胸が止まる

その時分の感情を
事象に乗せることができたら
読み手に
「この時こういう感情になるのは、間違いではないんだ」
という確信を持たせられる
況や自分がそうであった為
況や自分がそうであった故

身の回りの事件事故
変化があるから物語は面白い
僕は実はそれを誰よりも面白く書けるんだとの陶酔が
自らの範疇外の贅沢を許さんとする

invisibleな世界を万人にとって
visibleにするには
いざ創造し実際に存在しない空間(6分の1の重力)に
身をどっぷり浸し陶酔することが手掛かりの一つであるような気がする

それは酒みたいな野暮なものでなく
もっと高尚なもので
それを手に入れるのにはたまに遠出が必要だ
そして互いが互いを欲している

擬人や倒置を駆使したところで
何を得られるだろうか
浄水設備の良くない水槽を飛び出した海老は
何を得られただろうか
求めていた物と果たして合致はしたか



5度寝の天才の誕生日が
ブルーハーツのメジャーデビューの日であるという
事実を羨む前に出掛けよう
今や空は
僕のお尻と同じ色だ

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# 便座、ドヴォルザーク、幼年期 (Feb, 14, 2008)
2008/11/10 18:01
だいぶ陽が伸びた気がする
空は未だ、降雪の予感を孕んだままだが
これから暖かくなる兆しを隠しきれていない


小さい頃から
今よりもっと小さい頃から
ワクワクという感情は僕に便意を催させた

ギターとアンプを買った時とか
簔輪くんにエロ動画をタダで見る方法聞いた時とか
水槽セット一式プレゼントされた時とか
初めて原付のエンジンかけた時とか
何か新しいことを始める時や
良い意味で期待を裏切られた時
ワクワクは僕の下腹部を押し下げた

それはおそらく
脱糞前の便意による束縛からの解放に端を発するのだろう

ご存じのように
ゆでたまごの殻よりもろい我々にとって
この世は絶望に満ち溢れている
希望の無い世界では、誰もがドロンジョ様やアイちゃんのような女神の出現を待ち望む

ドロンジョ様もアイちゃんもいない世知辛い世界には
脱糞を促す芸術作品が必要なのだ

寿命や他人を始めとしたあらゆる束縛から逃れるには
もはや現実逃避しかない

それはやはり一時的だけど
完全な解放は生を抱きつつは得られないじゃないか

だから
「舌を全部火傷させ目に釘を刺し四肢を骨折させた上、薔薇の棘の粘膜を全身に塗りたくってもなお生の実感を得られない人間は、生の実感を得た瞬間死へのステップを踏み始める」
と言った哲学者や
「早く死なないと死んじゃうよ」
と急かすテロリストに同調するよりむしろ
「生きてることが大好きで意味も無く興奮してる
一度に全てを望んでマッハ50で駆け抜ける」
という唄を口ずさむべきではないだろうか
最善策は口ずさみながら脱糞に臨むことだ


無駄口に
思いの丈を
詰め込みて
一人つぶやく
睨み囁き

共感を得ることが大事だ
過去に共感を得たこの川柳のように
うまいことできない


だいぶ陽の伸びた空を眺めて
幼き日の誓いを思い出しながら
いつもより白い息を吐く



「丸めて捨てた人生に用は無いだろう
死ぬまで観覧車にでも乗ってろよ」

今度は誰が誰に言うんだろう

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